2011年11月28日

面白い恋人

久々に全国区の商標権がらみの事件です。
時事通信によると、「吉本興業子会社が発売した菓子「面白い恋人」が商標権を侵害したとして、北海道の銘菓「白い恋人」を製造販売する石屋製菓(札幌市)が28日、吉本興業と子会社よしもとクリエイティブ・エージェンシーなど3社を相手にロゴマークの使用差し止めなどを求める訴訟を札幌地裁に起こした。・・・」
この記事を読んで、「お笑い系のダジャレか」と思いましたが、なんと、大阪市内の吉本興業のグッズ販売店やJRの京都、新大阪、新神戸の各駅のほか、関西空港や東京都内の物産店で扱っているようです。
石屋製菓の島田俊平社長は札幌市で記者会見し「短期間で販売を終えると思ったが、東京でも売られ、見過ごせなくなった。悪乗りが過ぎ、全然面白くない」と述べています。
どうも、昨年7月の発売ということですから、1年以上も、こういう状況が継続してきたことになります。
実際に、間違って買ってしまったという苦情が石屋製菓に寄せられているようです。

法的には、「白い恋人」は「30類 菓子及びパン類」をはじめとして、30種類近くも登録されていますので、商標類似、指定商品同一として、商標権の禁止権の範囲に入ると思われますし、石屋製菓の「白い恋人」は、全国的に周知ですから、不正競争防止法2条1項1号、著名となれば2号も対象になります。

ちなみに、「面白い恋人」は、「30類 菓子及びパン,コーヒー及びココア,茶,即席菓子のもと,アイスクリームのもと,シャーベットのもと,コーヒー豆,ぎょうざ,サンドイッチ,しゅうまい,すし,たこ焼き,肉まんじゅう,ハンバーガー,ピザ,べんとう,ホットドッグ,ミートパイ,ラビオリ」を指定して、2010年8月25日に商標登録出願(2010−66954)され、2011年5月31日に石屋製菓の「白い恋人」を引例に拒絶査定になっています。

当事者ではないので、どうこう言えるものではありませんが、「面白い恋人」を発売し、商標登録出願したのは、日本の列記とした会社ですし、商標登録出願の代理人も「超大手の法律事務所」、実際に販売していた場所も、JRの駅をはじめとした日本の列記とした場所・店舗。どこかの国のことは言えませんね。
posted by セバスチャン at 20:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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