2011年10月30日

70億人

世界の総人口がこの10月末で70億人を突破するそうです。
国連人口基金によれば、世界人口はこの31日に70億人を突破し、今後も1年ごとに約8000万人ずつ増え、2025年には、80億人、2043年には90億人という予測。
所長が高校生の頃は40億人程度だったことを憶えています。
その70億人の60%がアジア、15%がアフリカに住んでいます。こうなると、今TPPでも話題になっていますが、やはり食糧、飼料、エネルギーの確保が重要になります。
穀物の生産は、品種改良と灌漑、肥料や農薬の利用で、この50年間に2.5倍にも増えましたが、 農地の4割が劣化してしまい、穀物生産をこれ以上増やすのは難しくなりました。
一方、穀物は年に20億トン生産され、動物のエサでなく、人が直接食べれば100億人が食べていけるということですから、計算上は充分ということになります。
70億人で単純計算すると、一人・一日当たり900g弱。これに、肉、魚、野菜、果物、乳製品、・・・と現在の世界の生産量を70億人で割ると、合計一人・一日当り2s弱になるということです。計算上は充分すぎるほどで、しかもバランスも良い。

でも、実際には穀物の37%が飼料になったり、加工用や廃棄分がかなりあったり、 高くて買えなかったりで、世界では栄養不足の人達が、8億人もいます。
ダイエットに一生懸命の先進国と、人口爆発のアフリカでは、あまりにもアンバランスです。

もうひとつが、エネルギー。国や地域で、エネルギーの消費にすごく差があります。日本は省エネ技術が進んで、経済先進国としては消費エネルギーが少なめで、日本より人口ではやや少ないドイツと比べると、一次エネルギーの1人当たり年間消費(石油換算 2005年)は日本が約3400s、ドイツが5900sですから、環境先進国ドイツといえども、国民一人当たりでは日本の倍近い消費です。 まあ、米国は言わずもがなで、7500s。
新興国で気になる中国は1100s、インド350sですが、この統計は2005年ですから、現在では相当多くなっているものと思われます。

今のままだとあと30〜40年で、石油が無くなり、その後10年でガスも無くなりそう。金、銀、亜鉛などがあと20〜30年、ニッケルやモリブデンが50年、 鉄やアルミが80〜100年と言われています。地球が何十億年とかけて蓄積してきた資源を、人間はたった100年で使い尽くそうとしています。

この食料とエネルギー、どちらもこの東日本大震災で、身近な問題として認識できた二大課題。いま、TPPが国内議論を二分しつつありますが、この二大課題に対しては戦後一貫して米国が戦略的に取り組み、準備をしてきました。世界の全ての「種子」を持っているのも米国。バイオ燃料に関する技術蓄積や、逆に、そのためにトウモロコシをヘッジファンドの投機対象にして、利益を上げたのも米国。
ドジョウソウリは大丈夫でしょうか。
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posted by セバスチャン at 22:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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