2011年07月19日

ガソリン車の逆襲はTNP

「1リットルで30キロ ダイハツが新低燃費技術「イース」の概要を発表(産経)」という記事。
ダイハツの今日7月19日発表の新型軽自動車は低燃費技術「e:S(イース)」を搭載し、燃焼効率を従来の「10・15モード」よりも厳しい新燃費基準「JC08モード」で、30km/Lを達成したということです。
また10.15モードでは32km/Lに達する見込みで、HVを除くガソリン車では最高レベルの燃費性能を持つということです。
低燃費技術「e:S(イース)」は、圧縮比率向上と燃料噴射装置改良で燃焼効率を高めた新エンジンと、ブレーキをかけて車速が7km/h以下になると自動的にエンジンを停止する「停車前アイドリングストップ」機能とを組み合わせ、これに車両重量の軽量化、空気抵抗の低減などを通じ、燃費性能を大幅に向上させたらしい。
この「停車前アイドリングストップ」機能については、特許庁のIPDLのテキスト検索で、「要約+請求の範囲」に「アイドルストップ」というキーワードを入れ、「出願人」を「ダイハツ」にして検索すると31件の公開公報がヒットします。
これを眺めると、時代の変化が感じられます、31件中14件が2011年の発行、つまり出願日でいえば、2009年6月以降の出願。低燃費競争が旬になってきた時期に符合して、こういう技術の出願が盛んになっています。
構成要件として「所定のエンジン停止条件が成立したときにアイドルストップされ、所定のエンジン始動条件が成立した時にスタータにより始動されるエンジンと、
前記エンジンによって駆動されるオイルポンプと、
エンジン動力を駆動輪に伝達するベルト式無段変速機と、
前記エンジンと前記無段変速機との間に設けられた発進クラッチと、
前記オイルポンプが発生する油圧に基づいて、前記無段変速機及び前記発進クラッチに油圧を供給し、前記無段変速機のベルト挟圧力及び前記発進クラッチの係合力を制御する油圧制御装置と、を備えたアイドルストップ車において・・・」
という記載が多く、「ベルト式無段変速機と、」といういわゆる「CVT」を構成要件としているような感じがします。

実は所長の車も「CVT」ですが、こと燃費に関してはチョイ乗りで数km/Lと極めて悲惨。但し、高速では10〜12km/Lと伸びます。どうも、ストップ&ゴー、右左折が多いと、燃費って数km/Lに収束してしまうようです、所長の乗り継ぐ車って、全て数km/Lで安定していますから。
この「e:S(イース)」を搭載した車はどうなんでしょうか。
こういう「アイドルストップ」制御を駆使するやり方の他に、輸入車の一部では「エンジン排気量の大幅なダウンサイジング」という手法をとっています。
例えば、VWは1.4Lにツインチャージャで2.0L以上の出力、プジョーはフラッグシップの508に1.6Lのターボエンジン、という具合です。
国内メーカでは、多分「企画段階」で「マーケティング系」の人が許さないでしょう、例えば「クラウンのエンジンを1.6Lでやりますっ、パワーはチャージャーで十分出せますし」と言ったら、「そんなの、お金出すお客さんが納得するわけないだろう、ちっちゃなエンジンで」というような議論になりかねません。

全てが「はやりのアイドルストップの使いこなし技術」にいってしまうのはどうでしょう、もっと発想を広げた取り組みがあっても良いような気がします。
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posted by セバスチャン at 23:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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