2011年08月15日

お金で買えないもの

特許権も一種の私的財産であり、その売買ができます。ただ、不動産や物の所有権と違うのは、権利の対象が有体物ではなく、無対物だということです。また、売買に近いものとして、いわゆるライセンス供与ということもできます。複数の相手方に対して、実施許諾をする「通常実施権」と特定の相手に独占的に実施許諾する「専用実施権」とがあります。但し、特許権の移転や専用実施権の設定は、登録が効力発生要件となります。不動産と同様です。
そういう、特許権を巡る権利の移転関係は、結構頻繁に発生しています。先月も「ソニー・アップル連合、グーグルの特許買収阻止」という見出しの記事がありましたが、これは、「アップル、マイクロソフト、ソニーなど6社の企業連合が、2009年に経営破綻したカナダの通信機器大手ノーテル・ネットワークスが持つ6000件以上の特許権を45億ドル(約3630億円)で落札し、グーグルも買収を狙ったが、競売の結果、グーグルの負け」というものです。
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posted by セバスチャン at 23:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記